平成29年広島平和記念式典平和宣言を噛みしめよう!

昭和20年8月6日、午前8時15分。絶対悪と言われる人類の負の大遺産である原子爆弾が、広島に投下されてから72年目を迎えて、今年も大勢の参加者を迎えて平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)が行われた。新聞等で報道の通りである。昨年は、サミットに参加した米オバマ大統領が広島を訪問し、被爆者の代表らと直接会われたことが、大変な話題になった。今年は、妹さんが来日参加されたようである。

ここを、訪れる人のほとんど全ての人が、核兵器の怖さと悲惨さを実感する事であろう。世界中から、核兵器を廃絶しなければならないというのは、人類が最も希求する事ではないだろうか。

本年の、松井広島市長の平和宣言に中に、先に国連で採択された核兵器使用禁止条約を弾いて次のような一節があった。

今年7月、国連では、核保有国や核の傘の下にある国を除く122か国の賛同を得て、核兵器禁止条約を採択し、核兵器廃絶に向かう明確な決意が示されました。こうした中、各国政府は、核兵器のない世界に向けた取組を更に前進させなければなりません。

特に、日本政府には、日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。と明記している日本国憲法が掲げる平和主義を体現するためにも、核兵器禁止条約の締結促進を目指して核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい。と。

この宣言で言われているように、日本は、この条約採択に参加しないだけでなく、批准についても今のところ拒否をしている。確かにアメリカの核の傘のもとに守られているという理由から、おいそれと批准に踏み切ることはできないというのは、分からに事ではない。誌し、保有国と非保有国のなかを積極的に取もつ姿勢は、堂と見せても、世界のどの国もあからさまに非難することはできないのではないだろうか。最大の理由は日本が世界唯一の被爆国であるという事。その被爆国日本の使命と責任は積極的に仲介の労をとることである。

それに対して、我が国の一部では保有保有国の代表による賢人会議を開催して、核兵器の廃絶にまい進していきたいと言言うようなことを言っている向きもある。それはそれで自分たちの隋力弘通で努力すればいい。しかし、もっと確実な方法は、この条約を批准する事である。

この条約が国連加盟122カ国のもとで採択されたニュースは、先の通常国会の最中に知れ渡った事である。日頃、政府を追及してやまない民進党共産党等の野党議員の口から、我が国政府による、この条約の採択批准の拒否について、筆者の知る限りにおいては、ただの一言の質問や、見解の言葉が出なかったことは、残念でならなかった。

加計問題、森友問題、防衛省日報問題等については、口角泡を飛ばしていたが、この条約に関しては沈黙しか見られなかった。

世界的には、核軍縮の方向に舵を切りつつある中で、そんな動きなど、まったく眼中にも入れずに、ただひたすら核兵器開発に取り組んでいる北朝鮮がある。これこそ絶対悪の化身という以外の何ものでもない。

二言目には対話、対話による解決と言っているが、言って分からなければ実力行使もやむを得ずではないかと、おけっと発射されるたびに、切歯扼腕している一人である。

いずれにしても、我が国は既述の如く世界で唯一の被爆国であるとの認識を、国地方を問わず全国民が再認識して、平和のあるべき姿を希求する、かけがえのない日にしていきたいものである。ただし、一過性の事であってはならないと思う。